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2025.4.22

  • 人材育成

城戸塾 2年生としての新たな決意

 進級して2年生となった未来創造ラボラトリー・城戸塾の塾生たち。今回の城戸塾では、1年間の大学生活を振り返るとともに、2年生としての目標や抱負について意見交換が行われました。

 当初は、大学生活に対する戸惑いや落胆といった声が挙がることも予想されましたが、実際には想像以上に前向きな発言が多く聞かれました。

 「教養科目が非常に興味深く、専門課程に進む前に多様な知識に触れられたことが貴重だった」
 「GPAによって研究室配属が決まるため、学業に真剣に取り組んだ」
 「部活動にも全力で取り組んでいる」
 「一人暮らしの難しさを実感し、家事をこなす親の偉大さを知った」

 こうした感想からは、塾生たちが自律性と柔軟性をもって大学生活を充実させ、主体的に学びを深めている様子をうかがうことができました。

 今後の抱負については、「海外に行ってみたい」「学部卒業後は海外の大学院に進学したい」といった国際的な視野を持つ声が多く挙がりました。城戸塾では、こうした学生の志を後押しするため、日頃からグローバルな視点の涵養に注力しています。

 また、ドイツの大学院進学を目指す3年生の塾生からは、「授業料が無償であるためドイツを志望している」という声もありました。ヨーロッパ諸国では大学教育は無償で、アメリカにおいても、優秀な学生には授業料の全額免除や生活費の支給を伴う奨学金制度が整備されています。日本の大学院制度が競争力を維持するためには、今後の政策的支援が不可欠です。

 本学では、政治的分断が進む国際社会においても、学生の将来を見据えた人的ネットワークの構築を重視しています。これまで、海外の大学・研究機関との共同研究や学生交流を積極的に推進してまいりました。今後もこうした学術的連携を一層強化し、国際社会で活躍する人材の育成に取り組んでまいります。

 学生一人ひとりの志と挑戦を支え続けること――それが、未来を創造する大学としての使命です。

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