2024.10.1
長い夏休みが終わり、後期授業がスタートした10月1日(火)、城戸塾の第2回目を実施しました。8月の入塾から2か月が経過し、本格的な学びが始まりました。
城戸塾は、大学での学び方を訓練する場。毎回異なるテーマを設定し、塾生は各自が熟考した結果を3分間のプレゼンテーションで発表します。塾長の指導を受けながら、物事の考え方を磨き、基本的な思考力を身につけるとともに、研究者や起業家としてのスキルを養います。
今回のテーマは「米沢市を活性化する方法」です。米沢市だけでなく、地方全体が疲弊している現状があります。塾生が40歳の時には、今とは異なる風景が広がっているかもしれません。自分自身のこととして考える姿勢が求められています。
本日の発表者は6名。塾生は米沢について調べ、市長になったつもりで活性化のアイデアを発表しました。内容は多岐にわたり、他大学との比較からの産学連携やベンチャー創出、ドローンを活用した町おこし、団塊Jr世代のIT農業Uターン推進、ライドシェアの活用、米沢の魅力を活かした観光業の促進、若者を活用した世代間交流など、さまざまな切り口からの提案がありました。
塾長からは、地域活性化に向けた多様なアプローチやサービスの差別化、知恵と工夫を駆使することなどについてのアドバイスがありました。特に、物事を異なる角度から考える訓練の重要性が伝えられました。
初めてのプレゼンに挑んだ塾生たち。3分という制限時間内で発表する者もいれば、倍以上の時間を費やす者もいました。時間を守ることは研究者としての基本。このような小さな経験が、将来の研究者の卵たちを育てていきます。
次回は10月21日。難題に挑む学生たちの成長が楽しみです。